ピクシーシュリンプの飼い方まとめ 販売店、飼育セット、エサなど徹底調査!




ピクシーシュリンプって何?

ピクシーシュリンプはハワイ島を中心にオアフ、マウイ、モロカイ島など周辺の小島だけに生息する汽水性(海水と淡水の混水)のヌマエビの一種で、世界でも珍しい溶岩の隙間に生きる小さな小さなエビです。
別名「ハワイアンレッドシュリンプ」「スカーレットシュリンプ」「ホロホロシュリンプ」などとも呼ばれますが、日本では「ピクシーシュリンプ」と呼ばれています。
【学名】は【Halocaridina rubra Holthuis】
他にもピクシーシュリンプのヌマエビ科の仲間には、ビーシュリンプやビーシュリンプの黒い体色箇所が赤くなったレッドビーシュリンプ等がいる。
ピクシーシュリンプの「ピクシー」とは、ピクシーシュリンプの見た目から妖精(ピクシー)のような姿が名前の由来です。
ピクシーシュリンプは海岸近くの火山噴火による溶岩で形成された小さな池のような隔離された閉鎖空間で進化してきた為、極少量のエサで生きていくことが出来るので、基本的には、エサを与える必要は無く、瓶や水槽内に自然発生するコケやバクテリアを食べて生きています。
なので、近年若い女性を中心に、癒しエビとして飼育人気が高まっていますし、ペットとしても非常に飼いやすいのが特徴です。
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ピクシーシュリンプの飼い方や注意点

引用:Yahoo知恵袋

ピクシーシュリンプを飼うメリット
- 水を変える必要がない
- エサを与える手間がいらない
- どこにでも置いておける
- 犬や猫が禁止の住宅でもお部屋で飼える
- 大きくならないので水槽1つで飼育から繁殖まで楽しめる。
- 家の中では、インテリアの1つとしても部屋になじみ似合う

ピクシーシュリンプの水換えは必要?
ピクシーシュリンプは酸欠に強く、また小瓶のなかのバクテリアや生えてくる藻類が汚れを分解吸収してくれるので、水換えはほとんど不要です。
なので、水換えは不要と記載している販売店や通販サイトもあるようですが、2,3か月に1度程度は半分ほど水換えをしたほうが、瓶のなかの水質環境が良好に保たれるのでおススメです。
また瓶の中の水はある程度蒸発して減ってしまいますので塩分濃度に注意して補充する必要があります。
check!水換えの際には次の注意点がありますので覚えておきましょう。
- 瓶のなかの水質環境が激変し、水を浄化してくれるバクテリアや藻類が減ってしまうので、一度に全ての水を変えるのではなく必ず半分だけ水を換えるようにしてください。
- ピクシーシュリンプはもともとハワイの火山岩層を抜けてくる淡水と海水のまじりあう、汽水域に生息しています。なので、水道水や海水などで水換えするのは止めてください。普通の水では淡水と海水のバランスをとるのが非常に難しいため、ピクシーシュリンプに必要な塩分濃度やミネラル分、アミノ酸が調合された専用の「マイクロウォーター」を購入して利用してください。
汽水とは?
汽水というのは海と川の中間地点の水の状態で、海と川の水が混ざり合って、海水よりは薄い塩分濃度の水になっている状態のことをさします。
引用:Wikipedia
ピクシーシュリンプに最適な水の温度ついて
ピクシーシュリンプはハワイ生まれの熱帯のエビなので、寒さには弱いです。なので、ピクシーシュリンプと永く暮らすためには、温度管理が重要になってきます。ピクシーシュリンプが生活しやすい環境水温は18℃~25℃の間なのでリビングなど比較的一日中暖かいお部屋で飼育するのがベストですが、直射日光の当たる場所に置くのは厳禁です。
また、ピクシーシュリンプはいくら熱帯のエビとはいえ、夏は特に水温が30℃にならないように注意が必要です。日本では夏場も冬場も温度が変化してきますので水温調整をしましょう。



ピクシーシュリンプの餌の与え方
ピクシーシュリンプは瓶内に自然発生する藻類やバクテリアを食べています。なので、水質悪化防止にも基本的に餌を上げる必要はありません。
ピクシーシュリンプは数か月に一度、脱皮を繰り返し成長しますが脱皮した皮も他のピクシーシュリンプが食べます。死骸を食べる場合もありますし、共食いすることも全くないとは言えません。
ピクシーシュリンプの個体数が多い場合には、少量の餌を上げることも検討されますが、その際にはピクシーシュリンプ専用の餌を少量上げるようにします。
注意餌を上げると残飯や排泄物が残りますので、残飯や排泄物や取り除いてあげないと水質が変化してしまったり、ピクシーシュリンプ達に悪影響を与えかねないので注意が必要です。
またピクシーシュリンプの繁殖などを検討されている場合には、ピクシーシュリンプ専用の餌を与えることで可能になることもあります。その際にも与え過ぎには注意が必要になります。
ピクシーシュリンプと混泳できる種類、水草など
ピクシーシュリンプの他にも一緒の水槽で混泳させたいという方もいますが、なるべく混泳は避けたほうがイイです。石巻貝・シマカノコガイなどの貝類を混泳させている方も見受けられますが、ピクシーシュリンプに悪影響を及ぼすことも考えられますので避けましょう。
水草に関しては、汽水でも生きるウィローモスやアヌビアスナナを入れてください。ピクシーシュリンプの隠れ家になったり、エサになったりする場合も考えられます。当たり前のことですが、汽水に入れるので淡水でしか生息できない水草は枯れてしまい、水質を悪くし、ピクシーシュリンプのえさにすらならないので注意が必要です。
ピクシーシュリンプを飼育する上での注意点
水質や水温の管理などピクシーシュリンプを飼育する上で注意が必要なことはいくつかご紹介してきましたが、特に注意が必要だとすれば、ピクシーシュリンプは「ストレスに弱い」ということでしょう。
ピクシーシュリンプはもともと海岸近辺の地下水脈に生息しています。隠れ場所の全く無い水槽ではストレスが溜ったりする可能性があります。大きな衝撃を与えることや水槽を持ち上げて揺らすようなことは避けてください。
またたばこの煙があるところ、テレビの上や横などに置くのは避けたほうがいいです。なるべく静かに鑑賞出来る場所に水槽を置きましょう。
ピクシーシュリンプは過剰なストレスを与えると色が抜けて白色になり、弱って死んでしまいます。また非常に機嫌がわかりやすく、調子がいいときは真っ赤というより紅色な感じの体の色で、調子が悪そうな時は色抜けして色が薄く透明に近い感じになってしまいます。
ピクシーシュリンプの寿命
ヌマエビ類・ピクシーシュリンプの寿命は小さな瓶内での飼育で半年から1年以上ですが、小さな生体ですので個体差及び環境(温度・日光・騒音・空気)により生存期間は影響されます。上手く育てれば2~3年ほど生きます。
ピクシーシュリンプはこんな人におススメ
こんな人におススメ!
- 水を変えたりエサを与えたりするのが面倒な人
- ペットは飼いたいけど犬や猫は飼えない事情のある人
- 大きな水槽を置くスペースが自宅に無い人
- お洒落な水槽でインテリアにもしたい人
- 旅行や外出などで自宅を空けることが多い人

ピクシーシュリンプの販売店は?




ピクシーシュリンプは大抵、30cm程度の小型の水槽に、ヒーター、外掛けフィルター、ライト、飾り石程度の溶岩石とウミマツ(ヤギ大とありますが)っぽいサンゴの骨格、あとエサとマリモが付いてきます。またもっと小さなお洒落な瓶と砂が入った飼育セットで売られていることが一般的です。
購入に関しては、販売店を探すよりは通販で購入したほうが便利でしょう。
楽天、Amazonともにピクシーシュリンプの購入は可能です。
では楽天とAmazonの差ですが、価格的には同じような気がしますので、購入される方が、例えば楽天でポイントを貯めているとかAmazonでポイントを貯めているとか、普段から使い勝手のいい方で購入されるのがベストです。
楽天でピクシーシュリンプの口コミやレビューを確認してみると、
下記の様になっています。
私はもともと、ビーシュリンプみたいなエビが大好きで飼育したいなとは思っていましたが、水槽を置くことを考えたらなかなか踏み出せずにいました。
そんな時に、この癒しエビのことを知って、即購入させて頂きました。到着した日から、すごく元気にしていてとても可愛いです。
小瓶の中をすいすい泳いだり、サンゴの上に乗って遊んだり感動したのが、届いた次の日くらいに、癒しエビが脱皮している瞬間を見ました。
夜になると石が光って、幻想的でとても綺麗です。こんなに可愛いのに、エサも水替えも不要だなんて私にとっては夢みたいなエビでした。
ただ、お水が減っては行くみたいなので飼育する時は専用のお水を買っておいた方が楽チンかもしれません。
これからも大切に育てて行きます。
引用;楽天みんなのレビュー
check!ピクシーシュリンプを初めて購入するのであれば、このレビューの様に最初は、お洒落な小瓶(ボトルアクアリウム)で飼えるような飼育セットを買うのがベストです。色々と違う形の飼育セットもあってメチャクチャお洒落です。
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ピクシーシュリンプの飼い方(上級者編)

ピクシーシュリンプを繁殖させる為に重要な3つのポイントとは
隠れ場所を用意する
水槽が小さくても繁殖できないことは無いですが、ピクシーシュリンプはストレスに弱いので、水槽内において隠れ家(岩を適当に積み重ねたり)を用意したほうが、ピクシーシュリンプたちのストレスも緩和でき、その中で繁殖活動も行うことが出来ます。
なので、最低でも30cm以上の水槽に充分な隠れ場所を作り、オスメスあわせて20~30尾以上で飼育するとイイでしょう。
水質や環境に気を付ける
ピクシーシュリンプは海水と淡水が交じり合った火山岩層の地下水脈(水溜り)に生息するハワイの固有種なので、適切な塩分濃度が必要になります。
人工海水の素や海水濃度を測る比重計は必ず用意しておいた方がいいでしょう。
注意!間違っても食塩は絶対に使用しないでください。
また、水質を安定させるために水槽の底にはサンゴ石・砂の底砂を引くことも重要です。
水温をきっちり管理する
水温に関してはピクシーシュリンプが一番活発に動いている25~27℃が良いでしょう。
飼育に役立ったアクア用品
お洒落な水槽(陶器角丸槽セット)
陶器とガラスがコラボした信楽焼き水槽
水槽飼育用(小)
小瓶飼育では水量が非常に少ないために外気温の影響をもろに受けるなどの問題が出てきます。
ピクシーシュリンプを長く飼いたいのであれば小瓶飼育から水槽飼育への切り替えを強くお勧めします。
水槽飼育用(大)
「ジェックス グラステリアスリム600 6点セット」は奥行スリムですが、横幅60cmのワイドな水槽なので本格的な飼育を楽しむ事も出来ます。
エビ土管
ストレスに弱いピクシーシュリンプの「隠れ場所」として重宝しています。
比重計
ピクシーシュリンプは「汽水エビ」なので、正確に汽水を作るために比重計は必ず必要になります。
オートヒーター
ピクシーシュリンプは暑さに弱いので、水温管理に気を使いますので、大きな水槽で飼育する場合にはヒーターが必要になります。